馬券の買い方研究室

ベストな馬券の買い方は、レースによって異なります。プラスになる馬券の買い方を研究していきます。

エプソムカップを考える。その1

東京競馬場での連続G1も終わり、宝塚記念までやや落ち着く感じでありましょうか。

しかし新馬戦も始まり、若駒に興味がある方や夏競馬が得意な方にとってはいい季節がやってきましたね。

夏競馬は苦手すぎるので、毎週だらだら買わずにいかに見していくか、自分との戦いになりそうです。

今週は、6/11に行われるエプソムカップについて考察します。

 

エプソムカップ 過去10年 配当傾向 | 競馬予想DBによりますと、

①1-3番人気のうち1頭以上が馬券になる確率は連対、3着以内ともに100%です。

②1-5番人気のうち2頭以上が馬券になる確率は連対が90%、3着以内は100%です。

③1-5番人気のうち3頭以上が馬券になる確率は30%です。

比較をすると、前週の開催となる安田記念は①の連対が80%、3着以内は90%。②の連対が50%、3着以内は60%で、③は0%です(注:今年の結果は反映されていません)。

直近行われた芝のG3新潟大賞典は、①の連対が70%、3着以内は80%です。②の連対が30%、3着以内は60%で、③は10%です。

やはり別定戦なので、ハンデG3である新潟大賞典にくらべると堅い決着になりそうです。が、もちろん過去のデータに過ぎないので、メンバーとオッズを見ながら買い方も考えることになりそうです。

上位人気も全く読めません。とりあえず昨年2着のフルーキーはまだ人気になるのかな?程度しかわかりません。

外過ぎなければヒストリカルから買いたいのですが、データ上ではヒストリカルと上位人気馬をうまく絡めることが的中への道になりそうですね。

出走馬も決まっていないので、今回はこの辺りまでにします。

 

【日本ダービー】母父シンボリクリスエスをどう考えるか?【東京優駿】

いよいよ今年もダービーデーがやってまいりました。

メンバーは昨年に比べると落ちるかもしれませんが、ダービーのワクワク感は毎年格別なものがありますね。

そして今年は1番人気が4倍代(投稿時点)と、混戦です。馬券的な妙味もありそうです。

この時点で1番人気のアドミラブル(父ディープインパクト)と、2番人気のレイデオロ(父キングカメハメハ)には共通点があります。

母父がシンボリクリスエスという点です。

母父名[シンボリクリスエス]の競走馬検索結果|競馬データベース - netkeiba.com

おそらく有料会員でなくても見られると思います。見られなかったらすみません。

母父シンボリクリスエスの血統で今のところ一番賞金が多いのはオジュウチョウサン(現在障害GⅠ3勝を含む6連勝中)です。続いて牝馬シングウィズジョイ(16年エリ女2着)、エイシンバッケン(ダート馬、17年フェブラリーS4着)というラインナップです。

私はこのシンボリクリスエスという馬を信用していません。エピファネイアなどすばらしい馬もたまに出しますが、イメージとしてはスピードに欠ける産駒が多いといった感じでありましょうか。

しかしシンボリクリスエスは繁殖の質は良かったので、母父としては悪くないのではという意見もあります。

偶然にもダービーという大舞台で母父シンボリクリスエスの馬が人気を分け合うことになってしまいました。荒れて欲しいと思っていますが、2頭とも重賞を勝っていますし、計画通りのローテーションのようですし、スンナリ決まることも十分ありそうですね。そして母父シンボリクリスエスの代表産駒として羽ばたいていくのかもしれません。

以上、その2頭が来たらあっぱれ!来なかったらだからシンクリは不安だったといえばいいだけのノーリスクの逆張り記事でした。

では素敵な日曜日を、ダービーデーをお過ごしください。

 

 

【第2回】どじんフォーム

競馬は難しい。予想が良くても買い方が悪ければ、最悪外れてしまう。予想の山と、買い方の山、二つの山を極めないといけない。

だから、競馬は面白い。

 

第2回はどじんフォームを扱います。

最近は美容ツイートでバズっていた、どじんさんが使っているフォームです。

メリット、デメリットを挙げた上で、先日のGⅠレースNHKマイルとヴィクトリアマイルを例にとりこのフォームについて考察します。

どじんフォームは、3連複のフォーメーションです。どじんさんは一列目に穴馬、二列目に本命サイドの馬を2、3頭、三列目は手広くといった感じで合成オッズが20倍程度になるようにフォーメーションを組んでいました。予算は1レースに3000円ほどかけていました。

 

メリット

  • 穴馬と人気馬の馬連・ワイドに比べ、3連複の分リターンが期待できる
  • 一列目を必ずしも穴馬にする必要はなく、臨機応変に対応可能
  • 二列目、三列目に関しても同じことがいえる
  • 手広く流せるので安心感がある

 

デメリット

  • 1レースにかける金額が、人によっては高く感じる(あるいは点数が多いと感じる)
  • 一列目を人気サイドにすると、トリガミになる可能性もある
  • 穴馬選びに失敗すると外れが続くことも

 

このフォームはとにかく3着以内に来そうな堅実な馬を探せれば、とてもいいと思います。

一列目は1着か着外かのようなブンブン丸(例えが古くてすいません!)的な馬ではなく、相手なりに走りそうな馬がいいのかもしれません。

最後に、どじんフォームの利点を実際の馬券のオッズを見ながら振り返り、この回を閉じます。すいませんが私が実際に買った馬券でシミュレーションさせていただきます。

 

例えばNHKマイルカップの軸がボンセルヴィーソ(3着)だったら

一列目にボンセルヴィーソ

二列目にアエロリット、モンドキャンノ、レッドアンシェル

三列目を全頭で買うとすると、これで45点です。

リエノテソーロの激走により、3連複の配当は50600円でした。

もし一列目と二列目の馬だけで買っていたとしたら、的中する可能性があるのはワイド6-16(ボンセルヴィーソとアエロリット)10.0倍のみです。

馬連だったら当たっていません。

ワイド一点で4500円買った場合、10倍ついたので払戻は45000円。しかし、自分のスタイルを考えると現実的ではない数字です。

そして、3連複50600円より払戻額も低いです。

もちろんこれは結果論であり安めを引く可能性もありますが、軸さえ当たれば広く網を張れる分、ヒモのが抜けての不的中を防ぐことができます。

 

ヴィクトリアマイルの場合

軸アドマイヤリード(1着)

二列目ミッキークイーンスマートレイアー

三列目全頭

これで31点です。

二列目の二頭が着外のため結果は外れですが、仮にジュールポレール(3着)ではなくスマートレイアー(アタマ差4着)が3着だったら、3連複の配当は63380円でした。

一列目の馬と二列目の馬だけで買うとすると、的中に一番近かったのがアドマイヤリードとスマートレイアーのワイドで12.1-14.1倍です。こちらもスマートレイアーが3着争いだったため、馬連だったら当たっていません。

仮にアドマイヤリードとスマートレイアーのワイドを3100円全額買って的中し、上限の14.1倍ついたとしても43710円の払戻です。3連複だったら63380円なので、こちらも3連複の方が高くついていますね。

どちらも少し荒れたレースだったので、安めを引いていたら一列目と二列目で買った方がマシということもありそうです。が、このフォームは一列目に人気馬をおくことはあまり推奨されていないように思えます。目をつぶっていきましょう。

やはりどじんフォームは手広く流せるのが、利点といえそうです。一点買いに比べると安心感も違うと思います。 ではまた次回。

【寄り道①】デムルメ同居せずは本当なのか!?

デムーロルメールが一緒に馬券になることはあまりない」という説があります。

フォローしている競馬クラスタの方が言っていたり、某掲示板でたまに見かけたりします。

肌感覚では、合っていると思いました。

 

しかし、調べてみないと正確な数字はわかりません。今回はそれを調べました。

中央の重賞で彼らが一緒に出たレースの内、一体何レースで一緒に馬券に絡んでいるのでしょうか。

今年は18レースで彼らは一緒になっています。

そして2人とも馬券に絡んだレースは、ゼロです。

なんとゼロとは!確率的にはそろそろ来そうな頃合いとも、いえそうです。

 

2016年の成績も調べました。2016年は、47レース中9レースの19.1%でした。

2016-17年の現時点までの通算はどうでしょうか。通算は、65レース中9レースで確率は13.8%でした。

肌感覚でも数字の上でも同じように、デムーロルメールが一緒に馬券になることは少ないといえそうです。

では、デムルメ同居しない説の検証は、ここで終わります。

 

しかし、TARGETを取り入れている人はこんなデータすぐ出せそうですね。月額2,052円ですか。

馬券でそれ以上毎月プラスにできればいずれ導入したいですね。夢のTARGET!

現時点では、導入してもその費用すら賄えなさそうです。

 

ここからは裏の議題にうつります。

デムルメあまり同居せずは、もうわかりました。

では、2人の内少なくともどちらかが馬券に絡む確率は、どうなのでしょうか?

まず今年ですが、18レース中14レースで77.8%でした。特に驚きはないと思います。やはり、相当絡んでいますね。

2016年は、47レース中36レースで76.6%でした。

2016年と今年現在までの通算は、65レース中50レースで76.9%です。

当たり前ですが、とても絡んでいますね。この2人が一緒に出ている重賞では、2人とも買わないという選択肢は現実的ではなさそうです。

最後に、根拠となるスクショを貼ります。今まで出した数字の根拠となる、2016-17年現在までの彼らが一緒に出た重賞の成績、共に馬券になった確率(シンクロ率)、少なくともどちらかは馬券になった確率をまとめました。

かなり、アナログにやってます笑

そして彼らの過剰人気(⁉︎)もわかると思います。

 

今週末はオークスですね。枠も出ましたし、あとは決めるのみ。悔いのない馬券ライフを送りたいです。

では、みなさまgood luck!いい夢見ましょう‼︎

 

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【第1回】ケリーフォーム

Twitterで馬券クラスタをフォローしていくうちに、ある特定の条件で馬券を買うことが「フォーム」と呼ばれていることがわかりました。

ここから数回は感銘を受けたり参考にしているフォーム(ご存知の方も多そうですが)を紹介し、メリット、デメリットを考察します。

ケリーフォーム

買い方:一番人気と二ケタ人気の馬のワイド(馬連)の一点買い。

ケリーさんという方から広まった買い方です。

メリット

  • 一番人気を軸にできる
  • 単に二桁人気の馬の複勝を買うより、走る期待値が高い一番人気とのワイドにすることで複勝以上のリターンが期待できる
  • 一点買いなので、的中時はハイリターンが期待できる
  • ワイドなので、一番人気が連を外しても的中することもある。

デメリット

  • 二ケタ人気だが走る馬を精査する確かな目が必要。初級者には向かない。
  • 二ケタ人気の馬が激走しそうなレースを精査する目も必要。初級者には(以下略

中穴派で、穴馬を見極める目がないのでケリーフォームを実践したことがありませんが、いいと思うのは一番人気を軸にできるということです。穴馬の見極めに集中できると思います。

難しいのは、二ケタ人気で走る馬の探し方です。二ケタ人気の時点で一般的には走らないと思われているので、それを覆す根拠を探し、購入、的中までいくにはそれなりの苦労が伴うでしょう。

そして、二ケタ人気の馬が好走するレースを見極めるのも難しく感じています。

一番人気と二桁人気の馬が馬券圏内に同居する確率は高くて20%代(根拠は霊感です…)という感覚があります。

二桁人気の馬が好走しがちなレースもありますが(GⅠでいえば天皇賞春、NHKマイルカップヴィクトリアマイルなど)、それがわかるようになるまで時間がかかると思います。

 

ケリーフォームの使いどころ

データや出馬表から二桁人気馬の好走が

期待できるレース

OP戦や、2歳3歳の世代限定戦、牝馬限定戦でよくありそうな印象です。

使ってはいけなさそうなレースは、オークスやダービーなど比較的堅めにおさまりがちなレースですかね。

 

以上、ケリーフォームの考察でした。

個人の感想なので、挙げたメリットデメリットはフォームを作った方の意図と外れている可能性は大いにあると思います。どうかご容赦ください。

前回予告の時点ではどじんフォームも扱う予定でしたが、文字数が1000字近くに達したため次回にします。

 

【次回予告】どじんフォーム

 

 

 

【第0回】ごあいさつ

おはよう。こんにちは。こんばんは。

いつみてるかわからないから、あいさつぜんぶ。

 

これは、私が3年前のある時期急激にハマったyoutuberコトリッチさんの

動画内でのあいさつです。ちなみにコトリッチさんはまたの名(昔の名前?)を“古都ひかる”といいます。

 

それではお後がよろしいようで。

 

本ブログは、筆者がTwitterでフォローしている方などから知見を得ながら馬券力を向上させ、馬券収支を良くしていくことを目指します。

予想についても扱いますが、メインは馬券の買い方についてあーだこーだいっていこうと思っています。

 

馬券の買い方を良くしていったところで肝心の予想がダメならダメなのですが、

その課題にも向き合いながらやっていきます。

 

それではよろしくお願い致します。

 

☆次回予告☆

【第一回】ケリーフォームとどじんフォーム

私が参考にしている買い方です。Twitterでフォローしているお二方の馬券術のメリットとデメリットを直近のGⅠヴィクトリアマイルを対象レースとして、考察します。