馬券の買い方研究室

ベストな馬券の買い方は、レースによって異なります。プラスになる馬券の買い方を研究していきます。

デムルメの買い時を間違わなければ、収支なんて一瞬でプラスになる(1)

ミルコ・デムーロクリストフ・ルメール

現代日本競馬で彼らの存在を軽視するというのは愚かな行為と言わざるをえない。

彼らの買い時、そして消し時はあるのだろうか。このシリーズでは追求していく(続けば)。

Targetの1ヶ月お試し中である筆者が、色々調べたことを挙げていく。

調べた結果、第1回の今回から驚愕の事実(注:当方比)を知らされることになった。

 

デムルメ以前、デムルメ以後。

ミルコ・デムーロクリストフ・ルメール

もはや彼らを消して馬券を購入することは大博打になるといっても過言ではない。

かつては短期免許で来日し活躍していた彼らは、2015年にJRA通年免許を取得した。外国人初となる出来事だった。

そしてそれが騎手の勢力図をガラッと変えてしまう出来事であったということは論をまたない。移籍初年の2015年こそデムーロが3位、ルメールが4位で戸崎圭太(1位)と福永祐一(2位)にトップ2を譲るものの翌2016年はルメールが最終盤まで戸崎とリーディングを争い、戸崎に1勝及ばず2位となった(デムーロは4位)。

そして今年(2017/10/08現在)も現時点でデムーロ2位、ルメールが3位におり、2人とも勝率は2割、複勝率は5割を超えている。リーディングの戸崎の勝率は.195、複勝率は.438であることを踏まえると彼らの数字の優秀さがうかがい知れるだろう。

デムルメ以前(~2014年)とデムルメ以後(2015年~)では馬券の買い方も変わってくるというのが私の考えである。

 

今週末は府中牝馬ステークスが開催される。奇しくもこのレースは2年連続で彼らのワンツーフィニッシュとなっている。

2015年はノボリディアーナ(ルメール)が1着、スマートレイアー(デムーロ)が2着

2016年はクイーンズリング(デムーロ)1着、マジックタイム(ルメール)2着という結果である。

馬連ベタ買いのデータからみえた驚愕(!?)の事実

そこで、彼らの馬連をベタ買いした場合の成績を調べた。

(対象レースはOP以上、期間は2003年から2017年の10月9日開催分まで)

 

◆集計結果
該当レース数 : 189 レース
的中レース数 : 10 レース
レース的中率 : 5.3 %
総買い目数  : 189 点
的中目数   : 10 点
目的中率   : 5.3 %
平均買い目数 : 1.0 点
回収率    : 189.4 %
最高獲得配当 : 13710 円
最低獲得配当 : 220 円
平均獲得配当 : 3580 円

ルメール成績
着度数 : 31- 25- 18- 115/ 189
勝率 [ 16.4% ] / 連対率 [ 29.6% ] / 3着内 [ 39.2% ]

デムーロ成績
着度数 : 36- 22- 26- 105/ 189
勝率 [ 19.0% ] / 連対率 [ 30.7% ] / 3着内 [ 44.4% ]

いかがでしょうか。回収率100%超えどころか200%近いとは・・・

これには驚きました。

が、的中率は5%と少し辛抱が必要な数字ですね。

それに的中オッズは古いものから4.6倍、137.1倍、12.6倍、3.5倍、2.2倍、8.0倍、 6.8倍、6.9倍、110.4倍65.9倍とかなり偏りがあるのがわかります。

これらの、彼らがワンツーフィニッシュしたレースに短期免許時代のものは1つもありません。すべて2015年以降のものです。

 

そこで彼らが通年免許を取得した2015年以降に絞ると当然のごとく見かけの上の数字はもっと良くなり、回収率は259.4%にもなりました。

まとめ

ルメデムが来た当初か、昨年辺りからずっと買ってる人は勝ち組ですね。

2015年と2016年は馬連万馬券が1回ずつあったので。

さすがにこの2人ワンツーフィニッシュで万馬券を期待するのは今後2~3年は難しいと思ってます。

だから回収率はどんどん収束していくと思うし、ベタ買いでは厳しいというのが考えです。

これを踏まえて、次回以降は買い時消し時についてもっとフォーカスしていきます。