【第2回】どじんフォーム
競馬は難しい。予想が良くても買い方が悪ければ、最悪外れてしまう。予想の山と、買い方の山、二つの山を極めないといけない。
だから、競馬は面白い。
第2回はどじんフォームを扱います。
最近は美容ツイートでバズっていた、どじんさんが使っているフォームです。
メリット、デメリットを挙げた上で、先日のGⅠレースNHKマイルとヴィクトリアマイルを例にとりこのフォームについて考察します。
どじんフォームは、3連複のフォーメーションです。どじんさんは一列目に穴馬、二列目に本命サイドの馬を2、3頭、三列目は手広くといった感じで合成オッズが20倍程度になるようにフォーメーションを組んでいました。予算は1レースに3000円ほどかけていました。
メリット
デメリット
- 1レースにかける金額が、人によっては高く感じる(あるいは点数が多いと感じる)
- 一列目を人気サイドにすると、トリガミになる可能性もある
- 穴馬選びに失敗すると外れが続くことも
このフォームはとにかく3着以内に来そうな堅実な馬を探せれば、とてもいいと思います。
一列目は1着か着外かのようなブンブン丸(例えが古くてすいません!)的な馬ではなく、相手なりに走りそうな馬がいいのかもしれません。
最後に、どじんフォームの利点を実際の馬券のオッズを見ながら振り返り、この回を閉じます。すいませんが私が実際に買った馬券でシミュレーションさせていただきます。
例えばNHKマイルカップの軸がボンセルヴィーソ(3着)だったら
一列目にボンセルヴィーソ
二列目にアエロリット、モンドキャンノ、レッドアンシェル
三列目を全頭で買うとすると、これで45点です。
リエノテソーロの激走により、3連複の配当は50600円でした。
もし一列目と二列目の馬だけで買っていたとしたら、的中する可能性があるのはワイド6-16(ボンセルヴィーソとアエロリット)10.0倍のみです。
馬連だったら当たっていません。
ワイド一点で4500円買った場合、10倍ついたので払戻は45000円。しかし、自分のスタイルを考えると現実的ではない数字です。
そして、3連複50600円より払戻額も低いです。
もちろんこれは結果論であり安めを引く可能性もありますが、軸さえ当たれば広く網を張れる分、ヒモのが抜けての不的中を防ぐことができます。
ヴィクトリアマイルの場合
軸アドマイヤリード(1着)
三列目全頭
これで31点です。
二列目の二頭が着外のため結果は外れですが、仮にジュールポレール(3着)ではなくスマートレイアー(アタマ差4着)が3着だったら、3連複の配当は63380円でした。
一列目の馬と二列目の馬だけで買うとすると、的中に一番近かったのがアドマイヤリードとスマートレイアーのワイドで12.1-14.1倍です。こちらもスマートレイアーが3着争いだったため、馬連だったら当たっていません。
仮にアドマイヤリードとスマートレイアーのワイドを3100円全額買って的中し、上限の14.1倍ついたとしても43710円の払戻です。3連複だったら63380円なので、こちらも3連複の方が高くついていますね。
どちらも少し荒れたレースだったので、安めを引いていたら一列目と二列目で買った方がマシということもありそうです。が、このフォームは一列目に人気馬をおくことはあまり推奨されていないように思えます。目をつぶっていきましょう。
やはりどじんフォームは手広く流せるのが、利点といえそうです。一点買いに比べると安心感も違うと思います。 ではまた次回。